島主夫雑記

石垣島在住、パート主夫の雑記です

子どもの遊び相手、"実況中継型"を試してみた

こんにちは島主夫です。

義理姉が今日出産予定ということで、病院へ。旦那さん(義理姉の)ももちろん付き添いになるので、

朝から義理姉の家にいき、3歳の女の子と一日を共にしました。

がっつりと、しかも一対一で子どもと接するという機会がなく、かなり不安でしたが、なんとか怪我などもなく今帰宅につきました。

 

たった半日程度ですが、子どもの擬似的な子育て体験をして、ヘトヘトになっております。

 

個人的に、今日一日を通して何がきつかったかというと、

遊び相手になる

これでした。お絵かき、ブロック遊び、ままごとetc...

ありとあらゆる遊びに、どう対応するのか、何が最善なのか、全く分からない状態。。

数秒前に「ブロックで家をつくろ!」と言い、その気になってこっちもやろうとするとすぐつぎは「あ!ブロックでトンボつくろ?」「あ!良いこと思いついた!ブロックで救急車つくる?」と目的が変わっていき、その都度合わせて自分も動くのがうまくできず(というか軽いパニックになり)あたふたする一方。。

絵本を次々ともってきて、読もうとすると次の絵本を探しにいっている、、

絵本を読み聞かせているといきなり「お馬さんできるよ!」といってお馬さんの真似を始める。

どう答えていいのか、どう接しればいいのか、本当に分かりませんでした。。

子どものエネルギーと興味力は凄まじく、そのエネルギーを全てどーんと受け止めるのは、なかなか辛いことだな、と正直思ってしまいました。

 

かといって、少しでも適当な相槌をうったり、「これやってから次これやろ?」などとこちらから提案することには「いやだーこれからやろ!ね?」と対抗してくる。

遊び相手をすることの大変さが分かりました。

 

最初の2時間ぐらいで完全に脳がショートしてしまった僕は、まず反復法をしてみました。

「お馬さんできるよ!」

「お馬さんできるんだ!」

「救急車つくろ!」

「救急車つくろ!」

といった感じです。子どもの発した言葉をそのまま返すのをベースにうまくコミュニケーションをとろうとしました。

が、あまりうまくいきませんでした。

やはり子ども側が「適当に答えてんなこのひと」と敏感に察してしまうんですかね、少し拗ねたりしていました。

 

なんやかんやあれこれ遊び相手としていろいろした結果、

最終的に今日のなかでなかなか良かったかな?といつ技法が「実況中継」

でした。

 

たとえば子どもが「ブロックで家をつくろ!」と言い出したとき、

ただ反復するだけではなく、

「お!ブロックで家をつくるのか!さあ、まず何をするのが良いかな?」と反応します。

すると子どもは適当なブロックを持ってきます。ここから本格的な実況のスタートです。

 

「お!まずはその緑のブロックを持って、、」

「なるほど!これを下に敷くんだね!」

「さあ次は、、おー、このオレンジのブロックをここにたてるんだね」

「さて、次は、、お、滑り台のブロックを持ってますね、その滑り台のブロックを、、おー!中央らへんに設置したー!面白いカタチに出来上がってきましたね」

「さあここで、一度ブロックを崩したぞ?ん?救急車をつくる?なるほど、救急車をつくるためにはまず、、」

「何やら大きめの長いブロックを、、お、ここにさしたのかー!なるほど!」

 

といった感じです。

伝わりにくいかもしれませんが、子どもの行動全てに実況者として

実況をつけていくスタイルです。

子どもの発想力や興味の移ろいはなんとなく邪魔しちゃいけない気がした上に、

仮に「ブロックで家をつくる」というなかで、

こちらから勝手に「お家だからベッドもあった方がいいんじゃない?」などの大人の勝手な常識をアドバイスということで押し付けるのも、

お互い良くないかなーと思ったりしたので、

ただひたすら実況あるのみ。

 

たまに、

「お。このブロックを持っているというこは、もしかして、部屋の窓をつけるのかな?」

などと先読み実況をしてしまうと、

「もー!先に言わないでー!」と怒られてしまったので、勝手な先読みもNGに。

目の前の、今やってること全てに実況していく。

これ、自分も楽しめるし、子どももなんとなくストレス感じてなさそうだし、良いかな?と思ったりしました。

 

ただ、あくまで今日一日、遊び相手をしていくなかで見つけた技法であり、これが長期的な育児のなかで悪い作用があるかもしれないという不安もあります。

 

今後もし自分たちの子どもができたら、こういった悩みが連続して毎日訪れるんだなーと思い、接し方、遊び方を学ばせていただこう、という気持ちになりました。

 

ありがとうありがとう子どもたち。

ゆっくり寝て明日また遊びましょう。

 

それでは!